B.J.のBlog

日常の出来事 (Daily Events)、実践的精神療法の具体例 (Practical Psychological Counseling Examples )、成功法則 (Rules for Success)、潜在意識の活用方法 (How to use of Subconscious Mind)

うつ病や適応障害から脱出する為の本

目次・Index

 

1. うつ病と適応障害

人はストレスをため込んでいくといつか爆発し、うつ病や適応障害に罹患してしまいます。 頭の中は不安で一杯になり、焦り、居ても立っても居られない状態になると自分は気が狂ってしまったのではないかと考えるようになります。

 

面倒くさい、何に対しても楽しみを見出せない、退屈で苦痛、そんな毎日を過ごすようになると厄介です。 視野が極端に狭くなり、ネガティヴな考えしか浮かんできません。 不安が不安を呼び同じことを何度も考えます(反復思考)。 人と比較して落ち込み、八方塞がりで将来を悲観し始めます。

 

2. 反応しない練習

そんな時は、草薙龍瞬氏の提唱する「反応しない練習」を実行することです。 病気で苦しいときは様々な考えや、過去、まだ起こっていない未来の情景が頭に浮かんできます。 この本は間違った考え方(認知の歪み)を修正し、病気を克服するための考え方を紹介しています。 即ち、ネガティヴな考えや感情は単なる妄想に過ぎず、いたずらに反応しないように練習をしようというものです。 何度か練習するうちにコツが掴めてくるはずです。

 

また執拗に何度も襲ってくる妄想に対しては「方法はある、だから絶対なんとかなる。」と呪文のように唱え、自分に言い聞かせます。 すると少しづつですが落ち着いてくる自分に気付くでしょう。

 

兎に角、不安で仕方がないときや焦燥感、恐怖感で苦しい時は「全ては妄想だ」と認識することです。

 

3. Clearing Method

では様々な感情や情景が頭に浮かんできてもそれらに反応しないようにするにはどうしたらよいのでしょうか? 実践的な方法(Clearing Method)があるのでここに記載します。

  1.  先ずはそれら感情や情景を妄想だと認識します。
  2.  次に頭の中で質量感のある鉄製の大きな金庫を思い浮かべます。
  3.  浮かんできた妄想をその金庫の中に押し込めて施錠します。
  4.  その上でターミネーターのラストシーンに登場したような真っ赤に燃えた溶 鉱炉を想像します。
  5.  最後にその施錠した金庫を溶鉱炉の中に投げ込みます。

妄想が浮かんでくるたびに上記を何度も行います。 頭の中で意識的に作業するのは面倒だと思うかもしれませんが、何度も何度も行っていくと徐々に妄想が治まってきます。

 

人は一日に約6万回も妄想するそうです。 このClearing Methodは最初は疲れてしまいますが、とても効果的なので実践してみてください。